黄味散歩。

 朝目覚めて、新聞を取りに行った時、余りの空気の気持ち良さに
二度寝したり、本を読んだりするのはお天道様に申し訳なくて
シャワーを浴びて散歩に行く事に。

 まずは白金の庭園美術館を目指して! 山手通りまでは下り。
それからは、だらだらの上り坂。 息も切れずに目黒通りに。
鬱蒼とした森のなかにあるそれは40年振りに来たが何も変わってない。
本館では「皇帝の愛したガラス」という、アールヌーボーのガラス器が。
15世紀のベネツィア
アポローンとキュパリッソスの物語りを描いた、巡礼者用水筒を模した花器)
には見とれたね。
 じっくりと1時間半程かけて見学。

 

     


その後、昔、白金迎賓館だった頃庭に円形プールが有った。
夏はそのプールにいってた。(不埒な魂胆で!)
後楽園や豊島園みたいな、しょんべんプールじゃなくて、
ハイソな客が来る高級会員制プールな訳!
木陰で紅茶を飲みながら読書をしてる人。奥様方が話に夢中な間に
お嬢様をナンパするの! 知らない世界の話しに直ぐ乗って来る。
古き愉しかった時代。そのプールの在る庭に行ってみたら
え〜っ!無い!プールが無い!スタッフに聴いたら理由は知らないけど
30年位前に埋めちゃったんだとか。
いまは芝生の上にモニュメントが在るだけ。
プールの縁の円形のタイルが面影を残してるだけ。

 

美術館を出て、白金のプラチナ通りへ。利庵で蕎麦でも手繰りながら
燗酒で一杯、と思ったら週末で大行列。や〜めた!
蕎麦も汁も旨いけど、昔は八百屋をやってた兄ちゃんが始めた店。

少し行くと、バブル時代に大賑わいだった「ブルーポイント」が。
結構混んでるじゃん! 何て言ったっけ!辰兄いの娘と付きあってて
何億かの詐欺で有罪に成った奴。
当時そいつが借金の利子に「B、P」のテラスに2時間以上座るって
いう条件が有って、何時もタレント何人かと居たな〜!
そのB,Pの店のまえに、すんげ〜車が。多分1930年代の
ベントレイが。90年以上前の車。

 

    




 それから、白金の寺町を抜けて、池田山の美智子皇后の生家のあった
今は公園と成ってる「ねむの木の里」を通って戻った
5時間半の散歩でした。およそ10キロだけど何歩位歩いたかな?