やばっ!
偉くヤバイ展開になりそう!
子供の頃からの悪友で銀座辺りをウロチョロする仲間の兄貴から、
「近いうち、釜開きをするから手伝いにきてくれ」
*新宿二丁目の釜ひらきじゃなくて、茶釜&茶室の方!
成城学園のどでかいお宅の庭に先々代の作った茶室があった。
40年以上前の夏、朝帰りでコソコソと友人の家に行き、茶室に潜り込んで寝てた。
にじり口と水屋の障子を開けておくと庭からの気持良い風で熟睡。
数時間して突然「お前達、何やってんだっ!**庵(忘れた)でイビキがするから来てみたら!自分の部屋へ行って寝ろ」って怒られた。
俺達より九歳上の兄貴。おっかないけど、格好良くて、気前がよくて、女性に優しい憧れの兄貴。
その兄貴が10年かけて、茶室の修復が済んだんだって。
昔、「何で天井にござが張ってあるの?」
「バカヤロ、あれは網代って言うんだ」
今では、網代職人も少なくなって、萱葺き屋根の職人も歳をとって、今まで掛かったんだって。
色々な軸も沢山あるので、それには興味が湧くけど、手伝い何て出来るかな〜?
昔々、若気の至りのペナルティーで伝通院の「怖いばあちゃん先生」の処に
週2回、一年間もお茶教室の手伝いに行かされた。
いやでいやで堪らなかったけど、今考えると、ちゃんとやっときゃ良かったな〜!
なんで、俺が兄貴に指名されるのかな!
お茶って言ったら、アマンドかビクトリアかユーハイム位だもんな。 困った!
着物も帯も草履も実家にとってあるか不安。困った!
いやぁ〜、参ったな〜。どうしよう?
鉄扇の花が良い時にだって・・・
わびすけさん、富樫さん、助けて!